法学専攻3年
佐藤 大徳さん
[秋田市立秋田商業高等学校出身]
同じ目標を持つ友人に刺激を受け
法学を学ぶ楽しさを知りました
高校生の頃から、将来は公務員になるという目標を持っていました。高校の先生に相談したところ、公務員を目指すなら法学を学んだ方が良いとアドバイスを受けました。札幌大学に進学したのは法学専攻があったことと、高校の先輩が何人も進学していたから。札幌で暮らしてみたいという憧れもありました。
法律に関する知識はほとんどなかった僕が、初めて法学に触れたのが1年生の「入門演習」の授業。担当の先生が身近な事例をもとに話してくれたことで、日々の生活に法律が深く関わっていることに気づき「法律って面白い」と引き込まれました。その先生の親しみやすい人柄にも魅力を感じゼミに入りました。
ゼミは誰もが平等に対話できる雰囲気で、自分の意見を率直に話すことができます。夫婦別姓やアスリートの性別変更など、社会的な関心の高い話題を取り上げることもあり、議論を交わす中で法律は答えが一つではなく、いろいろな選択肢があることを学びました。
そうしたゼミの活動に面白さを感じる反面、2年生までの僕はあまり学習への意識が高くはありませんでした。単位が取れればいい、という考えだった僕を変えたのは、同じゼミで学ぶ友人たちでした。部活動と公務員になるための勉強を両立していたり、国家公務員を目指し優秀な成績を維持していたり、人一倍努力しながら生き生きと学生生活を楽しむ姿を見るうちに「自分も友人たちのようになりたい」と思うようになりました。
学習への取り組み方も大きく変わり、2年生の後期からは毎日のようにゼミの友人たちと過ごすようになりました。授業が終わった後、自習室で公務員試験対策の勉強をしたり、テーマを持ち寄ってディスカッションしたり、同じ目標を持つ仲間との時間が何より楽しく、今は毎日がとても充実しています。
札幌大学に進学したことで、僕は大きく変わりました。一つは友人たちに刺激を受け、勉強に対する意識が高くなったこと。もう一つはゼミ活動を通して、協調性が高くなったことです。考え方が異なる人たちと議論を交わすことで、相手を理解し、受け入れる姿勢が育まれたと感じています。進学する前は、札幌大学がこれほど自分にいろいろなことを与えてくれるとは思っていませんでした。
現在の目標は国家公務員の国税専門官になること。もともと金融関係に興味があり、高校が商業系だったので簿記や会計の基礎的な勉強もしていました。国税専門官であればそうしたお金に関するスキルと法学の知識の両方を活かすことができると考えています。キャリアサポートセンターの公務員受験対策講座も受講し、公務員試験に備えていきたいと思います。